私が今回、「ヤッチャレ!」に参加しようと思った理由は、自分の地元「備前市」の学校教育における「地域の在り方」について体験的に学びたかったからです。現在、私は小学校教諭を目指しており、大学で学ぶ学習内容だけでは十分に理解することができない「学校と地域との連携・協働」について、現場に行きながら継続的に学ぶ事で、児童・生徒の実態と、教育における地域の活動・課題に気づき、将来に生かしていきたかったため、参加する事を決めました。
私は今回、一般社団法人ジンジャー・エール様にお世話になり、カフェ・天gooにて児童・生徒への支援活動を行いました。参加初日は、初めての環境に緊張していましたが、スタッフの皆さんはとても優しく、丁寧に私をサポートしていただき、施設全体の和やかな雰囲気には居心地の良さを感じました。また、そこに通う児童・生徒達も皆フレンドリーで、私ともすぐに仲良くしてくれたため、安心して活動に参加することができました。 そして一ヶ月のインターンシップを終えた現在、私が最も関心を深めたことは、「児童・生徒達の実態と地域のサポート」についてです。インターン先であるカフェ・天gooは、児童・生徒達の「居場所」という役割はもちろんのこと、家庭の事情で夕飯が遅い子や満足におなかを満たせていない子がいる現状に着目し、軽食の用意や定期的な子ども食堂の実施等をされており、「食のサポート」という役割も担っていました。その事から、学校だけではケアしきれていない問題に地域が柔軟にアプローチして、学校と地域とが連携・協働する「地域学校協働活動」の重要性を体験的に学ぶ事が出来ました。しかし、そういった地域のサポート役が全ての自治体にはないことが現状としてあり、こういった場所を増やしていくことが今後の課題であると強く感じました。また、自分自身が教師という立場に立った際には、学校だけで問題解決しようとするのではなく、地域や家庭、またSC・SSW等の専門家との連携・協働を積極的に行い、学校を核とした地域全体での教育を目指していきたいと思うことができました。 このように、ヤッチャレでは一度きりのボランティア活動では学びきれないことも学ぶ事ができます。継続的に参加し、児童・生徒達やスタッフの方々との信頼関係を気付くことで見えてくることは人それぞれに違い、きっと今後のキャリアにおいて大いに役立てることができると思います。もし参加しようか迷っている人は積極的に参加し、自分だけの気づきや課題を体験的に学んでいきましょう!